日にち:2007年3月23〜25日
場所:FIERAMILANOCITY(ミラノの展示会会場)
入場料:1日5ユーロ
出展数:約110(企業95%)
来場者数:約18,000人
概要:今年で14回目を迎えたイベント。コミックイベントとしてはイタリアで最大規模。元々はアメコミやフレンチコミックが中心のイベントで、そこに日本のマンガも徐々に進出。現在は出展の約半数が日本のマンガ、アニメを扱う店舗や企業。チョコレートとビールの展示会も同時開催。
レポート:
フィエラ・ミラノシティは、いくつものパビオンが集まった大きな展示会会場。ここはミラノコレクションも行われる会場です。その中の一つのパビオンを使って行われるのが、こちらのカルトミックス。
入口を入るとまずあるのが、なぜかチョコレートとビールの見本市。そこの脇を通って隣のパビオンで開催されているのが、お目当てのカルトミックスです。イベントはこの3つが同時開催されていて、入場券も3つ共通で5ユーロと、かなりお得感。でも、「なんでチョコとビールとマンガ?」と疑問がつきまといましたが、後で主催者に確認した所、カルトミックスの主催者が、チョコとビールの見本市も主催しているとのこと。コチラの主催者さんは、フランスの多くのイベントが「マンガファン」の主催によって行われているのとは違い、れっきとしたプロのイベント企画会社さんなのです。それでも、「なんでチョコとビールとマンガ?」という疑問は解けませんが、異なった客層をまとめることによって、相乗効果を狙っているのでしょう。しかも、ビールはなんと、1ユーロでグラスを買って、あとは各メーカーのビールが飲み放題(ぽかったです)!1つ味見をしたら、専用の機械でグラスを洗い、同じグラスを使いまわしてまた次の試飲へ、という仕組み。これなら家族連れのお父さんも大喜び間違いなし。日本人的には、未成年がいるけどいいの?とか、酔っ払いが出ない?とか心配になってしまうのですが、そこはイタリア。あまり問題ないようです。
そのチョコとビールの脇を抜けて、隣の建物へ。実のところ、あまり内容的には期待はしてなかったのですが、実際に見てみてビックリ。10,000uほどの会場に、ブースがぎっしり!同人誌は1コーナーに10名ほどがいるだけで(内容はアメコミやフレンチコミック系)、ほとんどいませんでしたが、企業ブースは相当数。数十年前のポスターやコミック、イラスト入り新聞などを扱うアンティーク店から、アメコミやフレンチコミックを扱うお店、そして日本マンガ・アニメ商品を売るお店が集まっており、大賑わい。しかも日本のマンガ・アニメを扱うブースがほぼ半数で、これは予想以上に嬉しい事実でした。定番ドラゴンボールやポケモンから、遊戯王、NANA、ナルト、鋼の錬金術士、デスノート。作品タイトル数も新旧入り混じって、なかなかのようです。キャラクターグッズはやや少なめで、コミックが主流な感じ。古本コミック(1ユーロ!)もあちこちで見ました。
会場の約65%を占めるブースと、アニメ上映・コンフェランス会場が中央に一つ、また数ヶ所で色々なテーマで展示も行われており、その中の一つに「ベルサイユのバラ」の展示スペースが。パネルでストーリー紹介、アニメ放映、日本のオリジナルコミックやビデオ(アンティーク風)の展示、そしてオスカルとマリーアントワネットの衣装再現まであり、とても充実した内容。イタリアでもオスカルは人気のようです。また、エロチックマンガの原画展示もあって(もちろん18歳未満入場禁止)、恐る恐る(興味津々?)入ってみたところ、各国の作家に交えて、日本の「お元気クリニック」の原画が!しかも作者のサイン入りです。どこで手に入れたんだろう・・・。
コスプレは会場奥のステージでコンクールが行われていました。観客席は特になく、ステージの周りでみんな立ち見をします。ステージ自体が、5人上がると一杯になってしまうくらいのミニマムサイズで、高さも40cmほどしかないので、人だかりができてしまうと、コンクールを見るのはかなり困難。そのためコンクール自体は見るのをあきらめ、脇で写真撮影へ。「スクージ・フォト・プレゴ」(コスプレ・イタリア語初級者編:「すみません、写真お願いします」)、これで写真撮影はバッチリです。終わったら笑顔で「グラッチェ!」。これで完璧。セーラームーン、ファイナルファンジー、BLEACH、ちょびっツ、犬夜叉、ベルサイユのバラ・・・、衣装からポーズの取り方まで、なかなかみんなハマっています。スターウォーズの大グループには圧倒!R2-D2は、なんとリモコン操作で動いていました。
その中、コスプレでダントツ人気だったのがナルト。会場をうろうろしていると、あっちもナルトこっちもナルト。衣装がみんな同じなので、そのうち全員同一人物のように思えてきたり(^^;コンクール自体はフランスと変わらず、ステージ上で寸劇をやるのが主流でしたが、最後に出てきた、コスプレではないのですが、パラパラ同好会(?)4名が披露したダンスは、かなり練習がされていて見応え十分。
その他、会場にはゲームスペースとRPGスペースがあり、ゲームスペースには朝から晩まで、ゲームに熱中する男の子達で一杯。RPGの方も男の子ばっかりが、ずらっと並んだ机に座り、ボードゲームに熱中。やはりこの辺は男の子市場が主流のようです。
金土日と3日間の開催でしたが、日曜日のお昼過ぎが一番人の入りが多く、ビールのグラスを片手にコミックの方を見学しに来る人も大勢いました。チョコ、ビール、コミックの入場者数を合計すると、約25,000人が集まるそうです。コミックイベントとしてはイタリア最大規模のカルトミックス(主催者談)、3月末にミラノに行く機会があれば、ぜひ一度試してみるのもいいかも。ミラノにいることを忘れるような(忘れていいのか?!)面白い体験ができること間違いなし。しかもビールも飲み放題!グラッチェ!
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