イギリスのマンガ事情
なかなか情報入手のできなかったイギリス。今回はついに、ロンドン・マンガ(ミニ)情報をお届けします!

■イベント(ロンドン)

マンガ市場としては後発のイギリスですが、イベントも小規模なものから各都市徐々に始まっており、今後の伸びが期待されます。

☆LONDON EXPO

開催地:ロンドン開催時期:毎年5月末
概要:イギリスで一番大きなマンガイベント。アメコミと日本マンガの両方が楽しめる。コスプレは圧倒的に日本マンガが多し!2008年、ユーロジャパンコミック主催で、J-POP COLLECTIONSとして日本のゴスロリを出展。ロンドンっ子たちを魅了しました。

J-POP COLLECTIONS in LONDON2008年5月24日・25日 ロンドンエキスポ

イベントレポート・会場風景コスプレ・ファッションスナップ

+++ 出展ブランド +++

☆HYPER JAPAN LONDON

開催地:ロンドン
概要:2010年から始まった100%日本のイベント。食べ物の出展が充実。1回目は2010年10月、2回目は2011年7月に開催された。

・2010年10月の会場写真

 

■マンガ店(ロンドン)

ロンドン・マンガ情報を探れ!まずは手っ取り早く、街なかの大型書籍店と漫画店に立ち寄ってみました。イギリスではアメコミの市場が大きく、日本のマンガも、まだまだ少数派。本屋では、アメコミを中心に、ヨーロッパBDと日本マンガも少量ずつ販売されています。日本マンガに関しては、コミックよりもDVDアニメの方が市場を得ている感じでした。(取材2006年5月)

ロンドンと言えば、やっぱりビッグ・ベンこちらはウエッジウッド風のブルーが爽やかなタワーブリッジ

●WATERSTONES・・・市内の大型書籍店。Mangaコーナーは小説コーナーの隣に1棚、配置されていました。同じ英語圏ということで、アメリカからの輸入が多いようです。
店舗概観「Manga」コーナーこの1棚がマンガコーナーでした「ハウルの動く城」も英語版NARUTOはロンドンでも人気?

●HMV・・・日本でもおなじみの大型CD店。アニメDVDコーナーは意外に広く(隣のディズニーコーナーよりも大きかった!)、新旧合わせて、たくさんのDVDがずらり。ただ、販売表示に「ANIME」と「MANGA」があり、違いがイマイチ分からず・・・。

DVDアニメ10ポンド以下のDVDも
「ANIME」の販売表示「Manga」の販売表示●Virgin Megastore・・・こちらも日本でお馴染みの大型CD店。HMVと違い、こちらのアニメ区分は、アジアの格闘技と同系のようです。隣にはカンフー映画のDVDが目白押し。「アジア」ということで、ひとくくりなんでしょうか?

種類は結構豊富ジブリ作品ももちろん健在●GOSH!・・・お店はちょっと狭めですが、漫画全般専門店で、1階はアメコミとBD、地下に日本のマンガが置いてありました。マンガは2002年から販売を始めたそうです。ロンドンのマンガファンは、このお店のごひいきさんが多いようです。

お店はちょっと隠れ家的雰囲気マンガの種類は一番揃っていました遊戯王、幽々白書、ガッシュベル・・・マンガ部門の責任者の方

●COMIC SHOWCASE・・・店内は、アメコミが中心。マンガは棚3つ分くらい、置いてありました。

■マンガ情報誌

NEOネオ

現在、イギリス唯一のマンガ・アニメ情報誌。2004年10月で創刊で、毎月発行、発行部数は1万5千部。記事はアニメ、マンガ、ゲーム、アジア映画を中心に、日本のモードや文化、Jポップなどの全般情報も掲載。読者層は15~30歳。

■ロンドンアニメクラブ

こんなサークルがあったとは!
この100%興味をそそるステキなネーミングに惹かれ、月に1回行われるという彼らのミーティングにお邪魔してきました!

場所はタワーブリッジ近くの喫茶店(パブ?)。そこをなんと貸切りで、中に入ると、おぉ~~っ!
なんと120~130名くらいのイギリス人が集まっていました。

ちょっと暗めの店内、テーブル席では、それぞれ仲間同士でゲームをしたり、
マンガを読んだり、おしゃべりしたり。壁にかかったTVでは、アニメが流れていて(英語字幕)、
奥の席では、フリマのような?キャラクターグッズを売る人たち。

そして喫茶店内の1部屋では、大画面でアニメの上映会!
サークル会報も、発行されていて、A4紙1枚(裏表)に、“クラブニュース”として
サークル代表Dragonドラゴンさんの言葉や、今日の上映ビデオプログラム、
“アニメニュース”として、イギリス国内や日本のアニメ関連ニュースが載せられています
(記事例:「マンガ喫茶で34日間暮らした日本人」、「携帯電話でマンガ配信」、「英国版『妄想代理人3』カットされる」等)。

これらのニュースは、情報サイト www.otakunews.com からのものだそう。
ちなみに、この日の上映ビデオのプログラムは、以下のような内容でした。

時間
タイトル
12:30pm
かしまし~ガール・ミーツ・ガール~ -7&8
1:20pm
桜蘭高校ホスト部 -1&2
2:10pm
XXXHOLiC TV -1&2
3:00pm
涼宮ハルヒの憂鬱 -1&2
3:50pm
ブラックラグーン1
4:15pm
エルゴプラクシー
5:05pm
Fate/stay night -7&8

 

う~ん、さすが、ファンならではの作品選択。

この日のミーティングでは、代表のドラゴンさんが残念ながら出席されていなかった為、
副代表のNicニックさんにお話を伺ってみました。

EJC:こちらのクラブは、今何人くらいのメンバーがいるのでしょうか?

Nic:現在、メンバーは全部で200名程います。そのうち、定期的にミーティングに集まるのは
170名くらいです。大体みんな、ロンドン市内や近郊に住んでいる人たちです。
でも、クラブを作ったばかりの頃は、15名ほどだったんですよ。
EJC:ロンドンアニメクラブができたのはいつ頃ですか?

Nic:13年前に、代表のドラゴンと僕の2人で創設しました。
最初は、日本文化の交流会だったのですが、それが段々と、アニメに特化されていって、
今のような形になりました。

EJC:ミーティングは毎月あるそうですが・・・

Nic:はい、毎月第一日曜日に集まっています。サイトで時間や場所のお知らせをして、
皆それを見て来ています。この場所はもう4年前から使ってますね。
ミーティング参加費が3.5ポンド(約750円)で、飲み物は各自で払ってもらいます。
クラブの年会費などは特にありません。

EJC:皆さん、集まって何をしているんでしょうか?

Nic:情報交換が主ですね。みんな、自分でインターネットなどを使って得た情報を、
ここに来て仲間に知らせたり、逆に友達が得た情報を教えてもらったりしています。
アメリカのアニメなども多少話題に入れたりしますが、基本的には日本アニメが主ですね。
ちなみに、ここで上映しているアニメは、まだイギリスには入ってきていない作品で、
ファンのみんなが自分達で英語の字幕を付けたものなんです。

まだまだ市場としては小さい、イギリスにおける日本マンガですが、このような熱いファンがいれば、
ロンドンに「日本マンガ旋風」が吹き荒れるのも、そう遠くないかも!?

今回は残念ながらミーティング風景の写真は許可が下りなかったため撮影できませんでしたが、
ミーティングが行われたパブ(喫茶店?)の概観の風景だけでもお届けします!

ロンドンアニメクラブのサイトはちなみにコチラ

こちらがミーティング会場のパブ
「hog’s head」
入口にはこちらの張り紙が。
「プライベートメンバーズオンリー」
ミーティングに参加しに来た子たち。
「マンガ大好き!」

こちらがミーティング会場のパブ「hog’s head」入口にはこちらの張り紙が。「プライベートメンバーズオンリー」ミーティングに参加しに来た子たち。「マンガ大好き!」(取材:2006年5月)